読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2019-11-19から1日間の記事一覧

橋本治『ひらがな日本美術史6』(2004)

江戸幕末の美術。近代になって文化の色気が失われたと嘆く作者の、前近代までの日本美術への哀惜の情が色濃く出た巻。 ある意味で、明治維新は来なくても、近代にならなくても、既にあるところでは、十分に「近代」が実現してしまっているということである。…