読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-04-27から1日間の記事一覧

山鳩よみればまわりに雪がふる 高屋窓秋(1910-1999)の言語への嫉妬 安井浩司「高屋窓秋論への試み」(1976)

個人的には安井浩司は現代俳人の中でトップの人と思っている。たとえばこんな句を作ってしまう人だ。 今日もきて厠を知れる黒揚羽 (『霊果』1982) その気になる俳人が、高屋窓秋の句作を芭蕉が驚愕するだろうものとして取り上げている。普通に考えればとて…