読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-07-09から1日間の記事一覧

冨田恭彦編訳 リチャード・ローティ『ローティ論集 「紫の言葉たち」/今問われるアメリカの知性』(勁草書房 2018)

ローティの教え子でもある冨田恭彦が選出し解題を付けて訳出したローティの後期の論文選集。著者最晩年に自らの生涯を語った「知的自伝」も含まれていて、ローティを読みはじめるにも適した一冊。本論集は、編訳者によって、各論文の核になる部分が解題で引…