読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2023-06-06から1日間の記事一覧

フランシス・ポンジュ『表現の炎』(原著 1952, 1976 思潮社 1980)

原題名を直訳するならば『表現の怒り』。従来の言語への嫌悪感から、その言語を告発し、修正するべく書きつづけ、新たな詩の言語の生成の過程をあきらかにていくことが、ポンジュの詩法の特徴である。 実質的な第一詩集である『物の味方』での、物に寄り添い…