読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2023-06-12から1日間の記事一覧

木船重昭『久安百首全釈』(笠間書院 1997)

久安百首は崇徳院が二度目に召した百首歌で、第六勅撰集『詞花和歌集』(1151)の資料として召されたと考えられている。ただ詠進歌が出揃ったのは久安6年(1150)であり、『詞花和歌集』の選者藤原顕輔にとっては検討期間が短くまた『詞花和歌集』の選歌の方針…