読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2023-06-17から1日間の記事一覧

ジョー・ブスケ『傷と出来事』(原著 1973, 谷口清彦+右崎有希訳 河出書房新社 2013)

本書の原題は『神秘なるもの』であり、日本語題の『傷と出来事』は訳者からの説明はないものの、ジル・ドゥルーズが『意味の論理学』(1969)でジョー・ブスケを論じた第21セリー「できごとについて」に由来すると考えられる。 『意味の論理学』の原注では、…