読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2023-08-21から1日間の記事一覧

栗原康『大杉栄伝 永遠のアナキズム』(角川ソフィア文庫 2021, 夜光社 2013)

現代日本の政治学者でアナキズム研究家である栗原康の二冊目の著作。快作であり怪作である『村に火をつけ、白痴になれ――伊藤野枝伝』(岩波書店、2016年)や『死してなお踊れ――一遍上人伝』(河出書房新社、2017年)に先行するアナーキーな人物評伝の第一作…