読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2023-10-22から1日間の記事一覧

ロバート・ブラウニング(1812-1889)の訳詩集三冊:富士川義之編訳『イギリス詩人選 6 対訳ブラウニング詩集』(岩波文庫 2005)、大庭千尋訳『ブラウニング詩集 男と女』(国文社 1975)、大庭千尋編訳『ブラウニング詩集』(国文社 1977)

詩人が詩の語り手たる人物の声を創造的に模倣する「劇的独白」の手法で20世紀の文学界に大きな影響を与えることになったロバート・ブラウニング。歴史上の人物や架空の人物のモノローグからなる詩の手法は、シェイクスピアやジョン・ダンなどの影響からブ…