読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2024-01-14から1日間の記事一覧

三木清論3冊 岸見一郎『100分de名著 三木清 人生論ノート ―孤独は知性である―』(NHK出版 2021)、永野基綱『人と思想 三木清』(清水書院 2009)、唐木順三『三木清』(筑摩叢書 1946, 1966)

三木清(1897-1945)は20世紀前半に活動した京都学派の哲学者。西田幾多郎・ハイデガーに師事。『パスカルに於ける人間の研究』から著作活動がはじまり遺稿の親鸞ノートで終わる思索活動は、一方で宗教的なものに惹かれながら、マルクス主義論者としての活動…