読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2019-12-04から1日間の記事一覧

白川静『詩経 中国の古代歌謡』(1970)

『万葉集』と『詩経』を共に読むことを人生の中心に据えた白川静の『詩経』側の著作。 『万葉』が早く創作詩として個人の世界、心情の内面に沈潜していったのは、わが国の文学において古くから社会性の欠如がその特質をなす傾向のあったことを示している。詩…