読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-07-12から1日間の記事一覧

リチャード・ローティ『哲学と自然の鏡』(原著 1979, 産業図書 野家啓一監訳 1993)

認識論から解釈学へ、体系的哲学から啓発的哲学へ、真理の発見から会話の継続へ。先行するデューイ、ヴィトゲンシュタイン、ハイデガーの三人の哲学者の思考の歩みに多くを負いながら、ローティが旧来の思考の枠組みを多方面から掘り崩していこうとしている…