読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-08-16から1日間の記事一覧

武田祐吉校訂『拾遺和歌集』(第三勅撰和歌集 1005-07年成立 岩波文庫 1938) 【八代集を読む その2】

藤原公任撰の『拾遺抄』と時をほぼ同じくして、公任の撰歌の影響のもとに花山院自身が編纂に深く関わった第三勅撰集。『拾遺抄』の増補版という趣の詞華集。全一三五一首。紀貫之の113首に次いで万葉歌人の柿本人麻呂の作品が長歌も含め104首とられて…