読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2023-09-22から1日間の記事一覧

橋本不美男訳校注「俊頼髄脳」(小学館『新編日本古典文学全集87 歌論集』2002)

「俊頼髄脳」は源俊頼(1055-1129)が時の関白藤原忠実の依頼で、のちに鳥羽上皇に入内し皇后康子となる娘勲子のために著した歌論書。成立は1113年ころ。歌論集としてはかなり初期のもの。 社交のツールとして頻繁に使われていた和歌についての素養を身につけ…