読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2024-01-16から1日間の記事一覧

ベルトルト・ブレヒトの詩の本2冊 ブレヒトコレクション3『家庭用説教集』(原著 1927, 晶文社 1981 訳:野村修, 長谷川四郎)、大久保寛二『ベルトルト ブレヒト 樹木を歌う』(新読書社 1998)

現代文学において詩というと抒情詩を思い浮かべるのが常ではあるが、しばらく前までは物語詩や叙事詩、劇詩のほうが一般的であったといってよいだろう。ホメロス、ウェルギリウス、ダンテ、シェークスピア、ミルトン。日本でいえば平家物語や世阿弥・金春禅…