読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-03-08から1日間の記事一覧

【謡曲を読む】新潮日本古典集成 伊藤正義校注『謡曲集 下』その4

能が盛んだったのは、刀をもって戦うのが男の仕事だった時代。ぶつかれば傷つき血の出る仕事。今はたとえ体を動かしてもメンタルが傷つくのが男に限らずみんなの仕事。どちらの時代にも、歩くときの杖となってくれるのは、情けある言葉。すこし変った浄土(…