読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-07-07から1日間の記事一覧

竹内薫『「ファインマン物理学」を読む 量子力学と相対性理論を中心として』(講談社ブルーバックス 2019)

量子力学が簡単に理解できない理由は「量子力学が複素数の世界の力学」(p169)だから、ということを繰り返し論じてくれたところに、本書のいちばんの価値があるのではないかと思った。 【量子力学の要―確率振幅について、『ファインマン物理学』第5巻から…