読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-03-23から1日間の記事一覧

アラン・バディウ『ラカン 反哲学3 セミネール 1994-1995』(原著 2013, 法政大学出版局 原和之訳 2019)

哲学者アラン・バディウがいうところの「反哲学」とは、知的な至福の可能性と真理をめぐる思考である哲学の信用を失墜させるような仕方で同定した上で、哲学とは異なった思考の布置の到来であるような「行為」を引き受ける思考のスタイルを指していて、バデ…