読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2023-10-06から1日間の記事一覧

アレクサンドル・ブローク『ブローク詩集』(小平武訳 彌生書房 1979)

アレクサンドル・ブロークはロシア・シンボリズムを代表する詩人。理想的美と現実生活における腐敗堕落のはざまを詩とともに生きた自己劇化傾向の強い人物であると思う。本書『ブローク詩集』は三つの部分に分けられた抒情詩と革命下のボルシェヴィキ軍を詠…