読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2023-10-24から1日間の記事一覧

ロラン・バルト『物語の構造分析』(花輪光訳 みすず書房 1979)

バルト選集の第一巻として、1961-71年のあいだに公表されたもののなかから本人が選んだ論考を訳してまとめた著作。バルト生前の翻訳書で。日本をテクストとして読み解いた『表徴の帝国』(1970)にも深く関係する、異端の学者としての存在表明、闘いの…