読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2023-12-16から1日間の記事一覧

キルケゴール『イロニーの概念』(原著 1841, 飯島宗享・福島保夫・鈴木正明訳 白水社 キルケゴール著作集20,21 1967, 1995)

キルケゴール28歳の時の学位取得論文。ソクラテスのイロニーとドイツ・ロマン派のイロニーを二部構成で論じている。分量的には9対2くらいの割合で圧倒的にソクラテスに関する論考が多く、評価もソクラテスのほうが高い。全体としてみると、ソクラテスの…