読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2024-02-11から1日間の記事一覧

ジョルジョ・アガンベン『カルマン 行為と罪過と身振りについて』(原著 2017, 訳:上村忠男 みすず書房 2022)

哲学とキリスト教神学に加えインドのタントラ仏教の教えから人間における自由について考察した論考。働かないこと、遊ぶこと、踊ることによって現世にニルヴァーナ(涅槃)が出来することを説いている。西洋においても東洋においても秘儀に属するようなこと…