読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2024-02-17から1日間の記事一覧

ジョルジョ・アガンベン『言葉と死 否定性の場所に関するゼミナール』(原著 1982, 訳:上村忠男 筑摩書房 2009)

言語の核心にある否定性、空隙、空無、未決定、無底について、ハイデガー『存在と時間』の「ダーザイン」の「ダー(そこ)」と、ヘーゲル『精神現象学』の「このもの」から、代名詞の指示作用、「意味内容をもたない空虚な記号」としての性格から考察してい…