読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

日本の絵画

『日本の名画2 高橋由一』(中央公論社 1976)34×26cm

日本最初の洋画家と言われる高橋由一画業をカラー図版48点と、絵画に強い比較文学者であり作家の芳賀徹のエッセイ「洋画道の志士――高橋由一の精神史」と、美術評論家青木茂による評伝・作品解説からたどる大型本の作品集。 残存作品が限られているというこ…

新潮日本美術文庫23 『高橋由一』 坂本一道解説 1998 20×13cm

美術の教科書で誰もが見ている「鮭」の作者である高橋由一(1828-1894)は、西郷隆盛と同じ年に生まれた日本で最初の洋画家。海外で同年代に生まれた画家としては、ウィリアム・アドルフ・ブーグロー(1825-1905)、ギュスターヴ・モロー(1826-1898)、アルノルト…