読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2021-08-14から1日間の記事一覧

ジャン=ピエール・リシャール『ロラン・バルト 最後の風景』(原書 2006, 水声社 2010) マナとしての語

蓮實重彦が敬愛するテマティスム批評(テーマ批評)の雄ジャン=ピエール・リシャールが語るロラン・バルト。批評の対象となる作家や作品を慈しむことにおいて並び立つリシャールとバルトの共演は、とてもすてきだ。「傑作とはまさに、あらゆる風とあらゆる…