読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2024-03-10から1日間の記事一覧

ジョルジョ・アガンベン『残りの時 パウロ講義』(原著 2000, 訳:上村忠男 岩波書店 2005)

ベンヤミンやショーレムを参照しながらパウロの書簡におけるメシア的なもの・メシア的な時間について考察した短期集中講義録。メシア的な時間とは「過去(完了したもの)が現勢化していまだ完了していないものとなり、現在(いまだ完了していないもの)が一…