読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-09-21から1日間の記事一覧

【4連休なので神秘思想への沈潜を試みる】05 存在: 平凡社『中世思想原典集成16 ドイツ神秘思想』からマイスター・エックハルトのテクスト8編 神と存在について。ハイデッガー読解に役に立つかも

多くは形式に則った公文書。『神の慰めの書』にくらべればより学問的な内容となっている。『パリ討論集』を頂点に神と存在についての説教・講解を多く集めている。 【収録テキスト】・主の祈り講解・命題集解題講義・一二九四年の復活祭にパリで行われた説教…

【4連休なので神秘思想への沈潜を試みる】04 離在: 自称唯物論者、『神の慰めの書』でマイスター・エックハルトの教説に酔う

今後の人生のよりどころになり得る一冊。エックハルトの神への愛に発する言葉に触れて、信仰のない私のこころも大きく動いた。はじめて聴くような言葉の数々に、世界に接する態度の別の可能性といったものを教えてもらったような気がしている。 エックハルト…