読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-10-25から1日間の記事一覧

【ハイデッガーの『ニーチェ』を風呂場で読む】13. 決断と必然 次の瞬間の自分を引受ける正しい自己愛

思惟は基本的には無言語で行われるのではなく、母国語で行われる。私の場合は日本語で、気がついたときからずっと日本語で生きている。 生活の資を得るために各種プログラミング言語とSQL(構造化問い合わせ言語)のお世話にはなっていて、そのコンピュータ…

カンタベリのアンセルムス『モノロギオン』(原書1076 上智大学中世思想研究所 編訳・監修 中世思想原典集成7 前期スコラ学 1996) 創造と無について

聖書を括弧に入れて神について語ったことで画期的な中世の神学書、全八〇章。スピノザの『エチカ』の先行的位置にある作品。ただしこちらで論ぜられているのはキリスト教の神、「三位で一なる神」というところと、散文による自分自身との対話(瞑想、黙想)…