松尾豊
人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの
2015
正しい情報をしっかりと届けようとする作者の意志が見えて非常に好感が持てる。
たくさん売れたこともあり人工知能に関しての日本の基本図書になっているように思う。
私の考えでは、特徴量を生成していく段階で思考する必要があり、その中で自分自身の状態を再帰的に認識すること、つまり自分が考えているということを自分で分かっているという「入れ子構造」が無限に続くこと、その際、それを「意識」と呼んでもいいような状態が出現するのではないかと思う。p56
使用される言葉の定義もしっかりあり、人工知能に対しての過剰な不安を煽られることもない、しっかりと読める一冊。
松尾豊
1975 -