読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

深層学習

ショーン・ジェリッシュ『スマートマシンはこうして思考する』(原書 2018, 依田光江訳 みすず書房 2020)AI時代に発想を柔らかくするための一冊

著者ショーン・ジェリッシュは元Google機械学習&データサイエンスチームのエンジニアリング・マネージャ。技術的なことをいくらでも語れるだろうに、本書では歴史的な各プロジェクトを支えた技術についてではなく、暗礁に乗り上げた際にブレイクスルーを齎…

前野隆司『AIが人類を支配する日 人工知能がもたらす8つの未来予想図』(2019)

受動意識仮説+幸福学の前野隆司がシンギュラリティを見据える世界について語った一冊。現状認識は正しく精密に、将来展望においては最大限の希望を掲げて前進することをすすめているように感ぜられた。特に東洋的あるいは日本人的な感覚からするとシンギュ…

清水亮『よくわかる人工知能 最先端の人だけが知っているディープラーニングのひみつ』(2016)

対談メインの2016年当時最先端の人工知能関連情報。なかには出版後に詐欺罪で逮捕されたひとも含まれるが、それも含めて興味深く読み進めることができる。ほかには図版とNOTE(用語解説)が優れている。パワポ資料を作りなれているASCII編集者の面目躍如とい…

松尾豊 『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』

松尾豊人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの www.kadokawa.co.jp 2015 正しい情報をしっかりと届けようとする作者の意志が見えて非常に好感が持てる。たくさん売れたこともあり人工知能に関しての日本の基本図書になっているように思…

山下隆義 『イラストで学ぶディープラーニング』第2版

山下隆義イラストで学ぶディープラーニング 第2版2018.11 bookclub.kodansha.co.jp 理系向き。数式込みで理解しようとすると文系にはハードルが高いが、なんとなく雰囲気はつかめる程度の説明になっている。とりあえず、技術動向を確認するには向いているか…