読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

三宅陽一郎監修 「マンガでわかる人工知能」が良い

マンガでわかる人工知能
三宅陽一郎 監修
備前やすのり マンガ
執筆協力 三津村直貴

2017.11

www.ikedashoten.co.jp

「マンガ+イラスト図解で、難しいテーマをわかりやすく解説」。
マンガとイラスト図解で複数回、用語や歴史、現状、課題を説明してくれるので知識の定着率が良いです。
しかも伝達手段にちがいがあるので(マンガと言葉とイラスト)同じものごとの説明が比較的短い間隔で出てきてもうっとおしさがありません。
人工知能のメリット(「人間の補佐」「自動化」「無人化」)とデメリット(「人間が生きていくうえで人間が必要なくなる」)にも目配せが効いていたり、「シンボルグラウンディング問題」とか「フレーム問題」などの固めな話題に自然な流れで触れてくれるのも読者としては助かります。
入門書として優秀、コストパフォーマンスもよく、良書です。