岡田秀之『かわいい こわい おもしろい 長沢芦雪』(2017)

豊富な画題に技法。楽しんで描いているのが伝わってくるような作品の数々。酒席で指や爪で即興で描いた画など、画いている時間を思うとうらやましいかぎりである。

芦雪は純粋に絵を描くことが好きで、つねに新しい表現や技法を学び続けようとした意欲にあふれる人物であったように思えてならない。（p107）

何を書いても愛嬌があるように見えてしまうのは、純粋にものを見ようとしている、影を感じさせない眼のせいかもしれないとも思う。

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長沢芦雪
1754 - 1799
岡田秀之
1975 -