読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

コクトー詩画集 『ぼくの天使』

乾いたポエジーが魅力の詩画集。

彼は太陽を愛した。自分が大地になるだろうから
彼の詩の女神は、波動であり、電気だった
(「墓碑銘」p30)

 湿った夜と湿った昼でこころがズブズブになっているようなとき、天翔けるコクトーの天使とペガサスが余分な湿気を払ってくれる。

bookclub.kodansha.co.jp1996

ジャン・コクトー
1889 - 1963
高橋洋一
1948 -