3年半の引きこもり生活の後、「人間の孤独を解消する」ことをミッションに、新しい技術の開発を推進する技術者・起業家の一冊。技術は身体の延長で、この世界にある困難や不自由を解消するための道具である。それだから、困難や不自由を解消したり、心地よくなるために、欲しいと思うものは自分でつくってみるという選択肢をもっておこう。
「やりたくない仕事をやらなくてよくするためにテクノロジーを使い、やりたい仕事ができなくなったときの解決にもテクノロジーを使うのが、日本のスタイルですよ」(「エピローグ」p190)
石黒浩のロボット議論より、もっと実生活に根差した知見が語られている良書。
http://www.kizuna-pub.jp/book/9784866630625/
内容:
プロローグ テクノロジーとはなにか?
第1章 サイボーグ的な生き方
第2章 万能主義からの脱却
第3章 ほしいものを自分でつくる開発思考
第4章 居場所を見つける
第5章 対人コミュニケーションを克服する
第6章 「できない」を武器に変える
第7章 自分をシェアする
第8章 これからの時代を生き抜く6つのストラテジー
第9章 死を思い、生きる
エピローグ 泣き友に捧ぐ、だれもが“生きる"サイボーグ時代
吉藤オリィ(吉藤健太郎)
1987 -