見開きページごとにトピックが変わっていて、簡潔かつ印象的にレンブラントの作品世界の様々な特徴に触れることができる、手軽で美麗な美術書。掲載されているカラー図版は他書に比べて明るく鮮明で、細部や暗部がより明瞭に識別することができる。自作と関連作品との対比、自作のなかでの対比、全体図と部分図の対比などで、80ページという限られたスペースのなかでかなり贅沢にレンブラントの画業が紹介されている。
【目次】
序 章 レンブラントの世界
第1章(1606-30 0-24歳) 画家への道
●特集 もっと知りたい「レンブラントの光」
第2章(1631-41 25-35歳) 栄光への階段
●特集 もっと知りたい「レンブラントとルーベンス」
●特集 もっと知りたい「レンブラントとイタリアの巨匠」
●特集 もっと知りたい「レンブラントの〈真筆〉」
第3章(1642-56 36-50歳) 光と影の中で
■名画を読み解く──《夜警》
■名画を読み解く──《百グルデン版画》
■名画を読み解く──《ダヴィデ王の手紙を持つバテシバ》
●特集 もっと知りたい「レンブラントと版画」
●特集 もっと知りたい「レンブラントの破産」
第4章(1657-69 51-63歳) 魂を描いて
■名画を読み解く──《ユダヤの花嫁》
終 章 レンブラントの遺産
レンブラント・ファン・レイン
1606 - 1669
幸福輝
1951 -