読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2019-09-01から1日間の記事一覧

高見順詩集 (三木卓編 彌生書房 世界の詩 78)

病気がちだった詩人が生ききるために綴った詩、98篇。 種子 葡萄の種子の小さな黒い硬さよ飲まれ易くても消化されない固さよ消化されず理解されないことによって芽生える種子よ(p132) 「心弱まる己れを叱る」と付記された詩篇。 自らに与える詩 執拗に、頑…