読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2021-11-25から1日間の記事一覧

堀田百合子『だだの文士 父、堀田善衞のこと』(岩波書店 2018)

娘の眼に映った作家堀田善衞の仕事と日常。 田植えをするように夜中にお気に入りの万年筆でトントンと原稿用紙を埋めていく堀田善衞が印象的。 一日五枚、2000字を積みあげて、堅牢であるが陽当たりも風通しもよい質の高い大作を次々に生み出していった…