読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2020-11-14から1日間の記事一覧

マルティン・ハイデッガー『カントと形而上学の問題』(原書 1925-26, 1929, 1951 理想社ハイデッガー選集19 木場深定 訳 1967) 人間の本質的有限性をめぐっての考察

『存在と時間』で論じられる計画であった時間性の問題について扱った講義録。カッシーラーによってカントを自分の考えに引きよせすぎと批判されて、後にその批判を受け入れているという一冊。逆にハイデッガーの方向性というものはよく出ているのかもしれな…