2019-09-11 谷川俊太郎 『シャガールと木の葉』(2005) 日本の近現代詩 追悼の詩が多く収められているので生の有限性に想いが行く。チャールズ・M・シュルツ、矢川澄子、寺島尚彦、高橋康也、川崎洋、石垣りん。 以下の抜き書きは、追悼詩とはべつの詩作品から。 どんな時代の荒地にも芽吹く名もない草花その種子はすでに用意されていたせめぎあう人間の歴史をさかのぼり見ることも聴くこともできない宇宙の沈黙のうちに(「ゴールドベルク讃歌」p100) 未生以前のことを引き継ぐ生命。有限なもののその前への想い。 books.shueisha.co.jp2005 谷川俊太郎1931 -