『谷川俊太郎詩集』『谷川俊太郎詩集 続』以降に思潮社から刊行された5冊の詩集と青土社刊行の1冊を収めた詩選集。詩人の「言語に対してもっともラジカルな部分」が出ているであろう、どちらかといえば不機嫌さに覆われた44歳から62歳までの詩作品。何度目かの再読になるが今回気になった作品は以下のもの。
定義 1975
なんでもないものの尊厳、不可避な汚物との邂逅、灰についての私見、風景画は額縁から流出するだろうか、開かれた窓のある文例咽喉の暗闇 アとイ
夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった 1975(青土社)
夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった 7、8、11、14
シェークスピアのあとに
ポール・クレーの絵による「絵本」のために ケトルドラム奏者
(何処) 1 空
触感の研究 g朔太郎風のアフォリズム
一日 16死、25蛾
コカコーラ・レッスン 1980
ロールシャハ・テスト図版Ⅰ 白が黒を食らう、タラマイカ偽書残闕 Ⅵ、2
日本語のカタログ 1984
アルカディアのための覚書 12洗練、彼のプログラム 160、散文詩、人達 ゆっくり心を
メランコリーの川下り 1988
メランコリーの川下り 機械ヨ働イテオクレ
世間知ラズ 1993
世間知ラズ、手に負えない夕方、嵐のあと、夜のラジオ、いつ立ち去ってもいい場所、午前八時、北軽井沢日録 8月14日、理想的な詩の初歩的な説明、への字の口
谷川俊太郎
1931 -