読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-08-18から1日間の記事一覧

西下経一校訂『後拾遺和歌集』(第四勅撰和歌集 白河天皇下命、1086年成立 岩波文庫 1940) 【八代集を読む その3】

第三勅撰和歌集『拾遺和歌集』から80年、若き藤原通俊が撰者となって編まれた、新時代を感じさせる第四勅撰和歌集。紀貫之や凡河內躬恒や伊勢といった三代集の芯を形づくっていた『古今集』を代表する歌人の歌は採らず、三代集以後の歌人、とくに女流歌人…