読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2022-09-07から1日間の記事一覧

『玉葉和歌集』(第十四勅撰和歌集 伏見院下命、京極為兼撰、1321年成立 明治書院和歌文学体系39、40 中川博夫著 2016,2020)

定家晩年の主張を引き継いだ平明流麗な歌を良しとする主流の二条派に対して、心のはたらきを重視し、それに見合う言葉を生み出すことを主張し、新たな和歌表現をもたらした、京極為兼を中心とする京極派が、京極派の歌人でもある伏見院が実権を握った時を見…