読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

年末年始おこもり準備

この年末年始は基本的にどこにもいかないつもり。これから冷蔵庫をぱんぱんにしておこもりの予定。
※28日は一応勤務予定。正月休みはカレンダー通りで3日までの短めの年末年始。依頼者あっての受注者なので、やりたいことがある人の要求に合わせて仕事をさせていただく。

 

休みのあいだは、ねっころがって、読めるだけ読む。

 

中井正一、大西克礼、エルンスト・カッシーラー岡倉天心・・・

超絶閑散、激渋ラインナップ。

 

いまのところお風呂のお供が未定。心がきまったら、読む対象に追加して読むつもり。


1.中井正一(1900 - 1952)を読む

中井正一全集第1巻 哲学と美学の接点   美術出版社

 模写論の美学的関連
 Subjektの問題
 委員会の論理
 さまよえるユダヤ
 合理主義の問題
 感嘆詞のある思想
 機能概念の美学への寄与
 機能概念の美学への寄与
 言語
 発言形態と聴取形態ならびにその芸術的展望
 意味の拡延方向ならびにその悲劇性
 カント第三批判序文前稿について
 カントにおける中間者としての構想力の記録
 三木君と個性
 戸坂君の追憶
 回想十年
 書評
 スポーツ気分の構造
 スポーツの美的要素
 スポーツ美の構造

中井正一全集第2巻 転換期の美学的課題  美術出版社

 芸術の人間学的考察
 ノイエ・ザッハリッヒカイトの美学
 リズムの構造
 思想的危機における芸術ならびにその動向
 現代における美の諸性格
 リアリズム論の基礎問題、二、三
 芸術における媒介の問題
 近代美と世界観
 脱出と回帰
 絵画の不安
 集団美の意義
 レムブランドの生きた道
 集団的芸術
 ヒューマニズムの憂愁
 気質
 こつ・気合・呼吸
 日本の美
 転換期の美学
 美学概論

中井正一全集第3巻 現代芸術の空間    美術出版社

 美学入門
 春のコンティニュイティー
 物理的集団的性格
 コンティニュイティーの論理性
 映画時評
 現代美学の危機と映画理論
 カットの文法
 映画と季感
 映画のもつ文法
 生きている空間
 色彩映画のシナリオ
 過剰の意識
 大衆の知恵
 色彩映画の思い出
 機械美の構造
 文学の構成
 探偵小説の芸術性
 芸術的空間
 日本の現代劇とは
 壁
 うつす
 「見ること」の意味
 行動の意味
 行動美術展をみる
 一握の大理石の砂

中井正一全集第4巻 文化と集団の論理   美術出版社

中井正一評論集(長田弘編)        岩波文庫
 委員会の論理
 スポーツ気分の構造
 スポーツの美的要素
 リズムの構造
 絵画の不安
 探偵小説の芸術性
 芸術的空間
 芸術の人間学的考察
 気質
 気(け、き)の日本語としての変遷
 感嘆詞のある思想
 脱出と回帰
 美学入門
 図書館に生きる道
 図書館の意味
 二十世紀の頂における図書館の意味
 図書館の未来像
 調査機関

木下長宏『中井正一 新しい「美学」の試み』平凡社ライブラリー

序 中井正一の遺したもの
第1章 中井正一の「美学」入門
第2章 中井正一と「委員会の論理」あるいは、中井正一の「美学」入門(その2)
第3章 中井正一の生きかた
第4章 中井正一と「日本の美」論あるいは、中井正一の生きかた(その2)

 

2.大西克礼(1888-1959)の『美学』を読む

大西克礼『美学』上巻 基礎論
序論 美学方法論の問題
 科学的美学の限界と哲学的美学
 「体験」の美学と「体系」の美学
 「芸術」と「美」
第一篇 美的体験の構造
 直観と感動
 生産と受容
 芸術美と自然美
 美的体験の価値根拠
第二篇 芸術の本質
 芸術の形式と内容
 芸術の体系
 芸術の様式

 

大西克礼『美学』下巻 美的範疇論
序論 美学の方法論的立場と美的範疇の問題
第一篇 基本的美的範疇
 美的体験と美的範疇
 「崇高」(或は「壮美」)
 「フモール
第二篇 派生的美的範疇
 序説 「基本的美的範疇」と「派生的美的範疇」
 「悲壮」(「悲劇美」)
 「幽玄」
 「優婉」(「婉美」)
 「あはれ」
 「滑稽」
 「さび」

 

3.カッシーラーの『シンボル形式の哲学』を読む

シンボル形式の哲学 第1巻 (言語) 生松敬三, 木田元

序論 問題の提起
第1部 言語形式の現象学のために
 哲学史における言語の問題
 感覚的表現の位層における言語
 直観的表現の位層における言語
 概念的思考の表現としての言語-言語による概念形成と類形成の形式
 言語と純粋な関係形式の表現-判断領域と関係概念

シンボル形式の哲学 第2巻 (神話的思考) 木田元
序論 「神話の哲学」の問題
第1部 思考形式としての神話
 神話的な対象意識の特性と基本的方向
 神話的思考の個別的カテゴリー
第2部 直観形式としての神話 神話的意識における空間的―時間的世界の構造と分節
 基本的対立
 神話の形式理論の基本的特徴 ―空間・時間・数
  神話的意識における空間構成
  空間と光―「方位決定」の問題
  神話的時間概念
  神話的および宗教的意識における時間形成
  神話的数と「聖なる数」の体系
第3部 生活形式としての神話 神話的意識における主観的現実の発見と規定
 自我と霊魂
 神話的な統一感情と生命感情からはじまる自己感情の形成について
  生けるものの共同体と神話的類形成―トーテミズム
  人格の概念と人格神―神話的自我概念の位相
 祭祀と供犠
第4部 神話的意識の弁証法


シンボル形式の哲学 第3巻 上 (認識の現象学) 木田元, 村岡晋一 訳
序論
 認識の実質と形式
 シンボル的認識とそれが対象世界の構築にとって有する意義
 内的経験における<直接的なもの>-心理学の対象
 近代形而上学における直観的認識とシンボル的認識

第1部 表情機能と表情世界
 主観的分析と客観的分析
 知覚意識の基本契機としての表情現象
 表情機能と心身問題
 
第2部 表出機能の問題と直観的世界の構造
 表出の概念と問題
 物と属性
 空間
 時間直観
 シンボルの受胎
 シンボル意識の病理学に寄せて
  失調理論の歴史におけるシンボル問題
  失語の病像における知覚世界の変化
  物の知覚の病理学に寄せて
  空間・時間・数
  行動の病的障害
  
シンボル形式の哲学 4 (第3巻 認識の現象学 下) 木田元
第3部 意味機能と科学的認識の構造
 概念の理論について
  「自然的世界概念」の限界
  概念
   概念と法則/数学的論理学における概念の位置/クラス概念と関係概念/命題関数としての概念/概念と表象
 概念と対象
 言語と科学―物の記号と秩序の記号
 数学の対象
  数学の形式主義的基礎づけと直観主義的基礎づけ
  集合論の構築と<数学の原理的危機>
  数学理論において「記号」の占める位置
  「理想的な要素」と数学の構築にとってのその重要性
 自然科学的認識の基礎
  経験的多様と構成的多様
  物理学的系列形成の原理と方法
  現代物理学の体系における<シンボル>と<図式>
  
『現代物理学における決定論と非決定論 因果問題についての歴史的・体系的研究』

www.msz.co.jp


第1部 歴史的・予備的考察
第一章 「ラプラスの魔
第二章 形而上学決定論と批判的決定論

第2部 古典物理学の因果原理
第一章 物理学的命題の基本型——測定命題
第二章 法則命題
第三章 原理命題
第四章 普遍的因果律

第3部 因果性と確率
第一章 力学的な法則性と統計的な法則性
第二章 統計的命題の論理学的性格

第4部 量子論の因果問題
第一章 量子論の基礎と不確定性関係
第二章 原子概念の歴史と認識論によせて

第5部 因果性と連続性
第一章 古典物理学における連続性原理
第二章 「質点」の問題によせて
最終的考察と倫理学的結論

英訳版の序文
訳者あとがきと解説


4.岡倉天心(1863-1913)を読む

筑摩書房 明治文学全集38 岡倉天心

東洋の理想
東洋の目覺め
日本の目覺め
茶の本
日本美術史
泰東巧藝史
『書は美術ならず』の論を讀む
圓山應擧
狩野芳崖
支那古代の美術
支那南北の區別
明治三十年間の美術界
橋本雅邦翁
日本美術史論
美術上の急務
第三囘内國勸業博覽會審査報告抄
美術教育施設に付意見
美術協議會設置に付意見
美術教育施設の方案
日本の見地より觀たる近代美術
東洋藝術鑑識の性質及び價値
東洋美術に於ける宗教
東洋美術に於ける自然
支那の美術
支那の美術を探究するの端緒
美術と九州
雅邦先生招待會の席上にて
印度研究談
美術家の覺悟
美術と社會
岡倉天心と日本美術 龜井勝一郎∥著
岡倉天心 河上徹太郎∥著
明治ナショナリズム岡倉天心 宮川寅雄∥著

 

 

目的地はよくわからぬが、

 

いざ、参らん