読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

雑記

【雑記】2021年春、捨てる本を選ぶ その2 捨てているのか捨てられているのかよくわからないが、本を捨てる、

4月に入ってから引越を前提に蔵書の整理をしている。18歳で上京してから6回目の引越になる。 本日4月16日。半月のあいだにカラーボックス3個分くらい捨てた。数年前までよく読んでいたドラッガーなどのマネジメント系書籍も、ドラッガーの教えにした…

【言語練習 横向き詩篇】もじはしらない

もじはあなたによまれていることをしらない もじはあなたにかかれていることをしらない もじはあなたをかいていることをしらない もじはあなたをよんでいることをしらない しらない しらない もじは しらない

【雑記】花冷えの闇に異言語つぶやけり

弱小言語をひそかにまもる。花冷えの闇に異言語つぶやけり 石ころの抱えてしまった業の唯一性に感じいる業。

【雑記】2021年春、捨てる本を選ぶ

塚本邦雄:古き砂時計の砂は 祕かなる濕り保ちつつ落つる 未来へ 昨日の夜から捨てる本をより分けるために過去に読んだものの中身をざっくり再確認している。捨てる基準がよくわからなくなったりしながら40冊くらい廃棄候補を選んだ。本は捨てないと溜まる…

【雑記】花の季節の土台の不具合

2021年3月23日、一部Android端末不具合(メール使えない、ブラウザ使えない)と即時対応(半日かかったけど対応版Chrome更新で私のケースでは復旧)の対象となった人間で、短詩形に少しでも関心を持っている変わり者は、まあ何かしら気の利いた詩句がこの機…

過去文書改修中

思うところあって、過去エントリー改修中です。 おもに引用と自分の文章の量的バランスを見ながら記事の修正と削除を行っています。 詩作品とか、どこまで引用紹介していいものかよくわからなくなったので、過去文書を振り返ってみています。 考えるきっかけ…

【言語練習 横向き詩片】かたかた

かたよりがあってものがあった かたむきがあってものがそれたかたかた、かたかた、おとがする かたかた、かたかた、おとをきく かたかた、かたかた、おとをいう かたかた、かたかた、おとがわく かたかた、かたかた、おとずれだ

年末年始おこもり準備

この年末年始は基本的にどこにもいかないつもり。これから冷蔵庫をぱんぱんにしておこもりの予定。※28日は一応勤務予定。正月休みはカレンダー通りで3日までの短めの年末年始。依頼者あっての受注者なので、やりたいことがある人の要求に合わせて仕事をさせ…

【言語練習 横向き詩片】ふぬけ、らいふ

ふぬけでこしぬけでひょろひょろとしたからだをとおるせぼねからぬけおちてかたちをとったはんしゃてきなかげりはむとうもまとい けいさんじょうかくじつなむきのせかいにかいきするのしゅうしふ ふぬけ、らいふ ぬけらい ふかい ふあい ふどう ふ ふ ふ し…

【言語練習 横向き詩片】 は て か も 、、 、  、   、 

はんぱつはいずこにむきてのものなのか てもとのきずにひそむむちにであるかも 、、 、 、 、 は て か も は か っ て も は か っ て も はてかも は て か も 、、 、 、 、 .

【雑記】いたみ、とめる

※東証システムダウンの日、わたしもダウン気味で喘ぐ いらだちのげんいんはかんせつがいたいこと たえてやりすごすだけにしたいのにおとがめ みのたけをけずるおもいもうまれささくれる

【4連休なので神秘思想への沈潜を試みる】08 着地: 神秘思想読書チャレンジ中のBGMはずっとバッハの「音楽の捧げもの」だった

4連休用に準備した神秘思想関連本、プロティノス、マイスター・エックハルト、スウェーデンボルグ、ルドルフ・シュタイーナー、カンディンスキー、ウィリアム・ブレイク。6人中4人で7割弱程度の達成率。ブレイクは息抜きに中途半端に読むよりも、別途ち…

【4連休なので神秘思想への沈潜を試みる】02: 紛失 移動中にエックハルトの『神の慰めの書』を無くす

130ページまで読んだところで『神の慰めの書』を落として無くしてしまった。高橋和夫の『スウェーデンボルグの思想 科学から神秘世界へ』も無くしているし、、、自業自得。自分の本だったのがまだ救いだ。まだどこかで売っているだろうか。いいところだった…

【言語練習 横向き詩片】だからなにとはいわぬ

だんねんはせっきょくてきにまえむきにと からげんきでなくしきいつくりかぎるのは らんみゃくなかんけいにときをとられない なんもんにあしをすくわれないぜんのにわ にびいろずきのにひるとされてもかまわぬ だ か ら な に と は い わ ぬ

【雑記】おとずれ

雨はむこうからくる 雲はむこうからくる 晴れはむこうからくる きてくれたことで わたしは待っていたことを知る

【言語練習 横向き詩片】ゆるむのとりてえ

ゆするものなくゆれるこころはいつかきっと るすということにしておいてあしたにかえり むいみをそっとようごできるきょりをとって のせるだいをわけてとおらせるのてんしさえ ゆるむの とりてえ

【雑記】天使はいない

おそらく天使は目を閉じない 閉じる必要がないから そういえば天使は必要ないものばかりでできている だからほんとうは存在しない パウル・クレーがひいた線が かろうじて天使を主張している程度だ

【言語練習 横向き詩片】そこそこのくうはくに

そうちょうのくうきはひえびえとしてきよく こうしんされたごかんにひめやかによりそう そうぞうにないくうはくをしばしとどめては こういきにむけてしんしんはちいさくひらく のびやかにときひらかれるむいしきとともに そ こ そ こ の く う は く に

創世記第三章「あなたは、ちりだから、ちりに帰る」 帰るまえの塵とふつうの塵のある一日

寝転がっている自分の存在が唐突に フローリングのゆかの上におちている塵と なんの違いもなく判別できなくなることもあると 同列併置の思念がはまって動かなくなった途端 ひどく動揺して気分まで悪くなった。 私が塵と変わらない。 おなじ家のゆかの上でお…

【言語練習 横向き詩片】べたなぎでるとし

べっしのちからはべっしされるしんようないとりで ただしいとはいいがたいせかいでごにょごにょする なんてせかいだとなげいたところせかいがなんてと ぎちぎちにといかえしてくることにかんしてはむしべ た な ぎ で る と し

【言語練習 横向き詩片】でぐちなし、くちおしい

でていかなくてはならないというわけではなく ぐったりしてねていてもとがめられずにほうち ちからなくくりかえすどうさをぎんみしてなお なにもおきそうにないとうしんだいのとりなし しおれてこそのあじもかさんされることはないでぐちなし、くちおしい

【言語練習 横向き詩片】そこは仮想で、手と手をとつて

そんたくされるほどのちからやちいはなくて こんりんざいうきあがることないそうさくと はめをはずしたことばのゆうぎにきょうじて かそうせかいにはかくじつにあるあんしんを そうはげんじつかいにはもちこめずのろいと うらみをもつものをだっしょくすべく…

【言語練習 横向き詩片】なにもしない

なっているのはみみのおとじおんきょうほうしゃのしらべ におっているのはひふやねんまくにふれたたいきのべーる もとからひらいているあなはふさぎようなくあらわなまま しゅくさいのいろみをぬいたあんそくのときにみをしずめ なにものでもないなにものか…

【横向き詩片】うずもれて、たがはずれ

うまれてこのかた ずれたかんかくが ものがたるものは れいがいとなれず てほんにあきられうずもれて、たがはずれ。

【雑記】希望退職、なめてる

希死念慮をもてぬ法人格に見切りをつけ無聊な 望みない望みを望まない望みらよ猫化して歩め 退く時は頭に靴下を被されていないか確かめて 職業訓練校前でまずは己の肉球をふにふにする

【雑記】たてよみミニマル

みたされていないけれどもたいくつでもない にっちゅうのがいしゅつはきけんなくらいと まなつのあつさがほうじられているあいだは るーむえあこんのおとをきいてねころんでる

【雑記】横臥禅

一行の詩として仰向いている

4連休なのでジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』を柳瀬尚紀の訳で読んでみる その10(延長1回ゲームオーバー 「わが時は樽生なり。汝の時を瓶詰にせよ。」):最後の小説と「フィネガンズ・ウェイク九句 七、八の段」

原典ノンブルによる進捗:628/628 (100.0%) 2020.07.22(水曜夜)~ 07.28(火曜夕)おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉(芭蕉)循環する小説とされる『フィネガンズ・ウェイク』をワンセット読み通した今、達成感よりもかすかな哀感が滲んできている。それは読…

4連休なのでジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』を柳瀬尚紀の訳で読んでみる その9:「飲んだら読むな、読むなら飲むな」

原典ノンブルによる進捗:501/628 (79.8%) 飲んだら読むな、読むなら飲むな。そんな作品が存在する。 TVショーでのお笑いは、視聴者のセンスがよほど崩壊していない限り酔っていても十分楽しめるけれど、読書においては読み手の読み取りの能力が少しでも減退…

4連休なのでジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』を柳瀬尚紀の訳で読んでみる その8:何も書かれていない書物と「フィネガンズ・ウェイク九句 六の段」

原典ノンブルによる進捗:455/628 (72.5%)文学の世界では「何も書かれていない書物」という極限があって、一方にマラルメの『骰子一擲』、もう一方にジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』がある。極限まで削られた言葉と極限まで多層化されベクトル積算で圧…