読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

訳編:藤田尊潮『オディロン・ルドン 【自作を語る画文集】夢のなかで』(八坂書房 2008)

自作を語る画文集。未完成の不快感が作品に幻想作用を与えると言っている。

存在感の弱さ、表現技巧の弱さが、逆に魅力となる不思議。

版画を主戦場にモノクローム作品を制作していたが、58歳から油彩とパステルの色彩画に転向。モノクロームの制作のほうが疲労するということが大きい要因らしい。

www.yasakashobo.co.jp

【目次】
1840-1878  黒の故郷
1879-1889  黒の画家
1890-1916  色彩の輝き


オディロン・ルドン 
1840 - 1916

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