読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

『石寒太句集』(ふらんす堂 現代俳句文庫52 2002)

かつての毎日新聞社『俳句αあるふぁ』編集長。人によって採る句に偏りが出て来る俳人のようで、茫洋としているところもあるが奥深いのかも。加藤楸邨門下。

400句から私撰5句

春昼の梢をつかむ仁王の手
幸福といふ不幸ありヂギタリス
闇汁の闇の底なる火の匂ひ
鬱の日の沸点にゐて緋の躑躅
けものらの三角の耳夏の闇

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現代俳句データベース 石寒太 6句 - 現代俳句協会

 

石寒太
1943 - 

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