読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

2023-08-27から1日間の記事一覧

ニコラウス・クザーヌス『非他なるもの』(原著 1462, 松山康国訳 塩路憲一訳註 創文社 ドイツ神秘主義叢書7 1992)

『学識ある無知について』(1440)の中世ドイツの哲学者・神学者であるクザーヌスの最晩年の著作。 日本では一休宗純(1394-1481)が同世代を生きていた。 注視の渾沌のなかで分析的思考を超えた無限の存在としての神を言語の限界とともに明らかにしようと勉める…