読書三昧(仮免) 禹歩の痛痒アーカイブ

乱読中年、中途と半端を生きる

『宗教と資本主義・国家』激動する世界と宗教(第一回 2018.03)

連続シンポジウム「激動する世界と宗教 私たちの現在地」の第一回講演録。パネラーは池上彰佐藤優松岡正剛、碧海寿広、若松英輔

佐藤優のペルジャーエフへの言及が印象に残る。

ペルジャーエフは、「何かを信じていない人間は存在しない」という。無神論者は、「無神論」を信じているのであり、唯物論者は「物質」を信じているに過ぎない。
(「おわりに」p194) 

www.kadokawa.co.jp

内容:

開会の辞
第Ⅰ部 対論
「宗教は資本主義を超えられるか」 (池上彰佐藤優)
第Ⅱ部 基調報告
 「近代日本における霊性の系譜」(若松英輔)
 「日本の近代仏教を紐解くと中世より面白い」(碧海寿広)
第Ⅲ部 総合討論
 現代社会で宗教を考えることが困難な理由 (松岡正剛)
 パネルディスカッション (松岡正剛池上彰若松英輔・碧海寿広・佐藤優)
おわりに (佐藤優)

池上彰
1950 -
佐藤優
1960 -
松岡正剛
1944 -
碧海寿広
1981 -
若松英輔
1968 -