2020-10-20から1日間の記事一覧
これより第二期講義、「二 同じものの永遠なる回帰」。 ハイデッガーにとって「存在」はあるということの根源、「無」は「存在」に対立しているもの。「存在」という概念にゆらぎが発生すれば、対立概念の「無」もゆらぐ。光と闇が截然とわかれることがない…
キリスト教正統からの批判対象としてグノーシスが出てくるときに、すぐにイメージが湧いてこない状態にあったので、情報注入のためにグノーシス紹介書籍を一冊通覧。光と闇との二元論。精神あるいは魂が光で善、肉体および物質が闇で悪ととらえる世界観。 否…
1935年夏フライブルク大学での講義テキストをもとに内容は変えずに文言の体裁に手を入れて1953年に出版。削ることも注記を加えることもできたであろうに、戦時期のドイツの状況とナチスについての発言部分はそのままの状態で残している。アドルノな…